カテゴリ:黒毛和牛



但馬牛料理膳 · 21日 10月 2019
☆但馬牛のしゃぶしゃぶ膳(5人前・一例)■黒毛和牛の父(但馬牛・田尻号)全国で飼育されている高級和牛の母牛の99.9%が73年前に兵庫県香美町で生まれた1頭の但馬牛の血統を引いていることが、社団法人全国和牛登録協会(京都市)の調べでわかった。神戸ビーフなどの各地ブランド牛のもとになる但馬牛のふるさと、香美町小代区(旧小代村)で1939年に生まれた雄の「田尻号。畜産農家の故・田尻松蔵さんが育てあげた種牛で、肉質がいい子牛を量産したことからひっぱりだこになった。小代観光協会によると、54年に死ぬまで1463頭の子を残したという。畜産界では以前から全国の母牛の多くが「田尻号の子孫ではないか」といわれており、小代観光協会が全国和牛登録協会に調査を依頼。今年2月1日現在で登録されていた全国の黒毛和牛の母牛71万8969頭のデータベースから血統をたどったところ、71万8330頭が田尻号の血を引くことが分かったという。登録協会の担当者は「これほど子孫が多いとは予想を超えていた。全国の高級黒毛和牛がおいしくなったのは、やはり田尻号の貢献が大きかった」と話している。( 朝日新聞 2012.3/2 記事)